米国のエコノミスト、ヌリエル・ルービニ氏はバイデン氏の大統領任期が暴動とサイバー攻撃に特徴付けられることになると懸念している。ドイツ誌シュピーゲルとのインタビューで明らかにした。
ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネス教授であるルービニ氏は、武装した過激派、特に白人国家主義者による暴動が今後も起きると予想。ロシアと中国が米国に対してさらなるサイバー攻撃を画策し、偽情報をばらまくとの見通しも示した。
ルービニ氏はまた、フェイスブックやツイッターのようなソーシャルメディアのプラットフォームに関する規制強化を主張。巨大テクノロジー企業は強大になり過ぎ、規制が困難になっていると述べた。反トラストのルールは従来型の独占を対象に設計されたものであり、ソーシャルメディア企業に対しては別の形で規制する必要があると発言。こうした企業の会社分割には否定的な考えを示した。
原題:Roubini Expects Violence, Cyber Attacks During Biden’s Term(抜粋)