[ロンドン 22日 ロイター] – IHSマークイット/CIPSが発表した1月の英国の購買担当者景気指数(PMI)速報値は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた3回目のロックダウン(都市封鎖)の影響で大幅に悪化した。

サービス業への打撃が特に深刻だった。サービス部門PMIは38.8で、昨年12月の49.4から低下し昨年5月以降で最低。景況拡大と悪化の節目である50を3カ月連続で下回った。

製造業PMIは57.5から52.9に低下。生産の伸びが鈍化し、受注が減少した。

サービスと製造業を合わせた総合PMIは40.6。昨年12月の50.4から低下し、エコノミストの予想の45.5も下回った。

IHSマークイットは、ロックダウンに加え、欧州連合(EU)からの完全離脱に伴う供給の混乱やコスト上昇、輸出減なども悪影響を及ぼしたと指摘した。

昨年12月に和らいだ雇用の喪失も再び加速した。

ただ、早期にコロナワクチン接種を開始しており、先行きの見通しは改善、事業見通しの楽観度は6年半ぶりの高水準を記録した。