3日の米株式市場で、米ビデオゲーム小売り大手ゲームストップの株価が一時急反発したものの、その後上げを縮小。最高技術責任者(CTO)を含む幹部3人の指名発表にもかかわらず、モメンタム失速を示すさらなる兆しとなった。

  ゲームストップ株は2.7%高の92.41ドルで終了。一時は26%高を付ける場面もあった。週初からの売りで、同社の時価総額は160億ドル(約1兆6800億円)減少。株価は時間外取引で下落し、ニューヨーク時間午後5時20分(日本時間4日午前7時20分)時点で2.5%安。

  ゲームストップの株価が伸び悩む一方、タイム・テクノロジーズセラス・ライフ・サイエンシズ・グループなどはオンライン掲示板「レディット」を利用する投資家による押し上げで2桁台の上昇。コスAMCエンターテインメント・ホールディングスは反発した。

  ゲームストップは3日午前、新設したCTOにアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)出身のマット・フランシス氏を指名したと発表。また、ケリ・ダーキン氏を顧客ケア担当シニアバイスプレジデントに、ジョシュ・クルーガー氏をフルフィルメント担当バイスプレジデントにそれぞれ起用した。

原題:GameStop Mania Cools While Retail Traders Bid Up ‘Meme Stocks’(抜粋)

(終値と時間外取引の株価情報などを追加して更新します)