[ワシントン 24日 ロイター] – 米上院の予算委員会と国土安全保障委員会は24日、行政管理予算局(OMB)局長人事に関し、ニーラ・タンデン氏の指名承認公聴会を延期すると発表した。承認に向けた支持獲得は難航しているもようで、バイデン大統領による主要閣僚の指名が否決される初のケースとなる可能性がある。
民主党のマンチン上院議員は19日、タンデン氏の「公の場での発言やツイート」に言及し、同氏の指名に反対を表明。上院は民主、共和両党の勢力が拮抗しており、共和党議員の少なくとも1人が賛成票を投じなければ承認が阻まれる。
中道派とされる共和党のコリンズ、ロムニー両議員は、タンデン氏の指名に懸念を示している。
ホワイトハウスのサキ報道官はツイッターへの投稿で、タンデン氏が未曾有の危機時に大きく貢献できる人材と述べ、バイデン大統領が同氏の指名を堅持していることを示唆した。