[ニューヨーク/エルサレム 11日 ロイター] – 米ファイザーと独ビオンテックは11日、イスラエルで得られた新型コロナウイルスワクチンの実環境データで、無症状感染に対し94%の予防効果が示されたと発表した。

有症状、重度の新型コロナ感染症での予防効果は97%で、後期臨床試験(治験)で示された95%の有効性とほぼ一致する水準だった。

英国で広がる感染力の強い変異株に対しても有効であることが示されたものの、南アフリカ変異株については、イスラエルでは感染例が少ないため、有効性は確認できなかった。

イスラエルではワクチン接種が順調に進んでおり、保健当局のデータによると、11日時点で同国の人口900万人の約55%が少なくとも1回目のワクチン接種を済ませ、43%が2回目の接種を完了している。