[パリ 16日 ロイター] – フランスのカステックス首相は16日、新型コロナウイルスの国内新規感染件数の7日平均が昨年11月20日以来初めて2万5000件を超えたと明らかにし、これによりフランスは感染拡大第3波に入ったと述べた。
その上で、パリ大都市圏で感染防止対策を導入すべきか検討する時期が来たとし、他の地域と同様、週末にロックダウン(都市封鎖)を行う公算が大きいという見方を示した。
保険当局によると、16日の新規感染件数は前週比4.5%増の2万9975件。1週間としての増加は1カ月半ぶりの大きさとなった。
フランス保健省は15日遅く、同国北西部のブルターニュ地方で新型コロナウイルスの新たな変異株が見つかったと発表。
新規感染が拡大し病院の対応能力が逼迫する中、新たなロックダウン実施は避けられないとの見方も出ている。