みずほフィナンシャルグループが米アルケゴス・キャピタル・マネジメントに関連した取引で100億円規模の損失を計上する可能性のあることが1日、分かった。関係者がブルームバーグに対して明らかにした。
みずほFG広報担当の塩野雅子氏は「個別の取引についてはコメントは差し控える」とした上で、「現時点で業績予想に影響を与える事象は発生しておらず、今後、開示が必要な事象が発生した場合は速やかに公表する。プライムブローカレッジビジネスは行っていない」と述べた。
アルケゴスとの取引を巡っては、MUFG傘下の三菱UFJ証券ホールディングスが約300億円の損失を計上するほか、野村ホールディングスでは2200億円規模の損失計上の可能性があることが分かっており、日本の金融機関へも影響が広がっている。