[ワシントン 9日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は9日、フランスとドイツの外相と電話会談を開き、ロシアに対しウクライナとの国境付近への軍の増強を中止するよう呼び掛けると同時に、ウクライナに対する支持を確認することで一致した。米国務省が明らかにした。
ロシアの軍増強を受け、同国がウクライナ侵攻を計画しているのではないかとの懸念が台頭。ロシア大統領府はロシア軍は脅威ではないとしているが、必要な限り国境付近にとどめるとしている。
ブリンケン長官はフランスのルドリアン外相との会談で、ロシアはクリミアのほか、ウクライナとの国境沿いの軍増強を停止する必要があるとの見解で一致。ドイツのマース外相とは、ロシアの一方的な挑発に対しウクライナを支援することの重要性で一致した。
ホワイトハウスのサキ報道官は、米政府はこの問題についてロシアやその他の国と外交折衝を行っていると明らかにしている。