20日の時点で撤退表明が相次いでいたサッカーの「欧州スーパーリーグ(ESL)」創設計画。計画を主導した1人でイタリアのユベントス・フットボール・クラブ会長のアンドレア・アニェッリ氏は、もはやこの計画が前進することはないと明らかにしました。欧州サッカーの名門12クラブが打ち出したこの構想は、各方面から批判の声が上がる中で発表からわずか数日で崩壊したことになります。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
リスク管理は元アルケゴス担当
クレディ・スイス・グループは、スワップデスクのアルケゴス・キャピタル・マネジメント担当セールス要員のパルシュ・シャー氏をプライムブローカー部門全体のリスク管理担当に任命した。事情に詳しい関係者が明らかにした。シャー氏は、アルケゴスへのスワップ販売についてもその後のリスク管理についても不適切な行動を指摘されてはいない。アルケゴス問題では、クレディ・スイスは取引相手銀行の中でも最大級の損失を被った。
働き過ぎを警告
英銀HSBCホールディングスの契約社員のジョニー・フロスティック氏(45)は、今月心臓発作を起こしたとき最初に心をよぎったのは「明日は上役との面談がある。困ったことになった」ということだった。同氏は死にかけた体験談をリンクトインに投稿。20日時点で約700万回閲覧された。同氏は健康への配慮を無視した働き過ぎは自分の責任で、それが心臓発作につながったとし、その教訓を広く伝えたいとしている。
13兆ドルがリスクオンに
合計13兆ドル(約1400兆円)を超える資産を運用する世界の保険会社幹部らは、世界経済が回復する中で一段のリスクテークを計画していることが、ゴールドマン・サックス・グループの年次調査で明らかになった。調査結果によると、対象となった最高投資責任者(CIO)と最高財務責任者(CFO)286人のうち、34%がポートフォリオのリスクを増やす計画だと回答。減らす計画だと答えたのは8%にとどまった。
「大幅な調整」へ
グッゲンハイム・インベストメンツのスコット・マイナード最高投資責任者(CIO)は21日、ビットコイン相場は「フロス(細かなバブル)が目立つ状態」で「大幅な調整」を見込んでいると語った。米経済専門局CNBCのインタビューで同氏は、「ビットコインは2万-3万ドルまで下げる可能性がある。これは50%の下落を意味するが、ビットコインで興味深いのは、このような下落が以前にもあったということだ」と述べた。
リターン約5兆円
ノルウェーの政府系ファンド(SWF)、ノルウェー政府年金基金グローバルは、1-3月(第1四半期)に4%のリターンを上げた。金額では3820億クローネ(約4兆9400億円)。トロン・グランデ副最高経営責任者(CEO)は声明で「金融・エネルギー部門がけん引した株式相場の上昇が大きかった」と指摘した。
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