[28日 ロイター] – 米フェイスブックが28日発表した第1・四半期決算は売上高が市場予想を上回った。企業の広告支出拡大が追い風となった。

引け後の時間外取引で、フェイスブックの株価は6.6%上昇した。

広告収入が主体の総売上高は261億7000万ドルで、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の236億7000万ドルを上回った。

第2・四半期の売上高は安定的な伸びから小幅増と予想。ただ、米アップルの広告向けプライバシー規約変更が重しとなる可能性があるとの見方も示した。

また、第3および第4・四半期の売上高については、力強い伸びとなった前年同期と比較し、伸びが「著しく」鈍化する可能性があると予想した。

第1・四半期の月間アクティブユーザー数は10%増の28億5000万人で、アナリスト予想と一致した。

純利益は95億ドル(1株当たり3.30ドル)で、前年同期の49億ドル(同1.71ドル)から増加。アナリストの1株利益予想は2.37ドル。

また、通年の総経費は700億─730億ドル(訂正)のレンジになるとの見通しを示した。