[ロンドン 3日 ロイター] – 主要7カ国(G7)の外相による対面会合を控え、英国のラーブ外相と米国のブリンケン国務長官は3日、G7が中国とロシアの挑戦に対応するために新たな同盟国と取り組んでいく意向を示した。
ブリンケン長官はラーブ外相との共同記者会見で「われわれは中国を抑制しようとは考えていない」とし、西側諸国は中国を含むいかなる国の対抗的な試みから「国際規約に則った秩序」を守ると述べた。
ロシアについては、米国はより安定的な関係を築きたいと表明。プーチン大統領の対応次第としながらも、「米国は予見可能な関係の構築を望んでおり、ロシアがその方向に動くなら、われわれも対応する」と語った。
ラーブ外相は、価値観を共有する国が多国間システムをともに保全する必要性が増しているとの考えを示した。
G7外相の対面会合は2019年以来初めて。今回はオーストラリア、インド、南アフリカ、韓国の外相も参加する。