【新型コロナ】出会い系アプリが接種加速に協力、Ｇ20が協調呼び掛け＜bloomberg日本語版＞2021年5月22日 3:48 JST

バイデン米政権は新型コロナウイルスのワクチン接種率を引き上げる取り組みの一環として、９つの人気出会い系アプリの協力を得た。これらアプリは利用者のワクチン接種ステータスをプロフィルに表示するほか、一部は接種済みの利用者にプレミアム機能などの特典を提供する。

　　ニューヨークではウォール街金融機関の従業員によるオフィス復帰が進むのと同時に、高所得者の社交シーンにも活気が戻りつつある。集いは屋外で、規模も比較的小さいが、概してマスク着用はされなくなっている。

　　欧州連合（ＥＵ）の医薬品規制当局はアストラゼネカ製コロナワクチン使用に関する指針を改め、接種後に血小板減少または血栓が見られた人には使用してはならないと警告した。

　　ＥＵの交渉担当者は、隔離措置なしで域内の往来を可能にする証明書の導入で合意した。新型コロナの感染拡大でＥＵの旅行業界は大打撃を被っており、夏季の観光再開に向けて道筋を整える。

　　ジョンソン英首相は、イングランドのロックダウン（都市封鎖）が計画通り６月21日に終了することに自信を示した。

　　ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は１億6560万人、死者数は343万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計15億7000万回を超えた。

　　20カ国・地域（Ｇ20）の首脳は新型コロナのパンデミック（世界的大流行）との闘い、および将来的な感染症流行の回避に向け、世界的協調の強化を呼び掛けた。

　　フランスでは６月にも16－18歳へのコロナワクチン接種を開始する可能性がある。政府のワクチン展開責任者、アラン・フィッシャー氏が21日、ＢＦＭテレビで明らかにした。

　　シンガポールでは少なくとも１回のコロナワクチン接種を受けた人が200万人を突破したと、保健当局者が明らかにした。これは人口の３分の１余りに相当する。

　　ワクチン接種が加速しているドイツでは感染第３波が「砕けた」と、シュパーン保健相が述べた。過去７日間の人口10万人当たり感染者数は67.3人と、着実な減少が続いた。レストランは屋外での飲食が再開し、小売店の営業制限も緩和された。

　　米モデルナは、21日に日本で承認されたコロナワクチンについて、日本を含めたアジア域内での生産を検討している。同社広報担当のコリーン・ハッシー氏が電子メールで明らかにした。

　　英アストラゼネカは、同社の新型コロナワクチンはすでに日本で生産に入っており、数週間以内に第１陣が利用可能になる見通しだとの見方を示した。

　　タイは感染拡大に対処するため、全国的な非常事態宣言をさらに２カ月延長する。新型コロナ感染症対策センター（ＣＣＳＡ）は21日、７月末までの宣言延長を承認したと報道官が発表した。非常事態宣言は昨年３月から実施されている。