インドは6月21日から18歳以上の市民に新型コロナウイルスのワクチンを無料配布すると、モディ首相が国民へのテレビ演説で明らかにした。深刻な感染急拡大と、これまでのワクチン展開の失敗を巡る政権批判が高まっていた。
イタリアは9月までに人口の8割にワクチン接種を実施するとの目標を掲げた。米モデルナは欧州連合(EU)医薬品規制当局に、コロナワクチンの条件付き製造販売承認(CMA)の対象に12-17歳を含めるよう申請した。
世界のコロナ新規感染者数は引き続き減少し、米国の病床全体に占めるコロナ患者の割合は2020年3月以来の低水準となった。
英国のハンコック保健相は、計画通り6月21日にロックダウン(都市封鎖)規制が緩和できるかどうか断言するのは時期尚早だと話した。
米英航空各社のトップは連名で、両国をつなぐ航空路線の運航再開を許可するよう政府に嘆願した。利益率が高い同路線に対する政府の制限は景気回復を妨げていると論じた。
インドネシアが7日報告した新規感染者数は6993人で、今年3月以来の高水準となった。5月下旬のラマダン明け祭に続く現在の感染者増加は約5-7週間続く可能性があると、ブディ保健相は話した。
欧州委員会のブルトン委員は、EUはワクチン接種を終えてEUに渡航した米旅行者に隔離を義務付けない方針であることに関連し、EUからの渡航者に対する同様の処遇を米国側に求めると、RTLラジオのインタビューで話した。
新型コロナ感染拡大をおおむねうまく押さえ込んできた中国だが、消費者の姿勢は慎重で、累積需要の一巡後に世界がどのような消費パターンに直面するかについて手掛かりを示している。積極的なウイルス封じ込め措置で経済活動は早めに再開され、今年1-3月(第1四半期)に実質家計所得が13.7%伸びた。それでも消費の回復は予想より弱い。
中国消費者の慎重姿勢、パンデミック後の世界示唆-需要一巡後を占う
米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は1億7330万人、死者数は373万人をそれぞれ超えた。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計21億2000万回を上回った。
原題:Global Weekly Cases Drop to Lowest Since Mid-March: Virus Update(抜粋)