[カービスベイ(英イングランド)/東京 13日 ロイター] – 訪英中の菅義偉首相は13日、主要7カ国首脳会合(G7サミット)閉幕後に記者団の取材に応じ、各国首脳から東京五輪・パラリンピック開催に賛同を得たと語った。その上で、五輪の成功に決意を新たにしたと述べた。

菅首相は「感染対策の徹底、そして安全・安心の大会について説明し、全首脳から大変力強い支持をいただいた」と説明。「改めて主催国の首相として心強く思うとともに、東京大会をなんとしても開会・成功しないといけないとの決意を新たにした」と語った。

菅氏がG7サミットに参加するのは、昨年9月の首相就任後初めて。「議論の成果をしっかりと首脳宣言に反映することができた」と総括した。新型コロナウイルスや気候変動、経済回復、権威主義との競争といった国際社会の課題について「普遍的価値を共有しているG7として、これからの国際秩序をリードしていきたい」と抱負を語った。

さらに「G7として経済社会のより良い回復を目指すと同時に、自由で開かれた国際秩序の確立に努めて行くことを全体として方向付けした」と述べた。