ビットコインは再び4万ドルを超え、約2週間ぶりの高値を付けた。

  世界最大の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは14日の取引で前日比4.5%高の4万1020ドルまで買い進まれた。2日続伸で、11日以降の上昇率は約9%に達した。いくつかの主要仮想通貨の値動きを示すブルームバーグ・ギャラクシー・クリプト指数も一時7.7%高と急伸した。

  4万ドルの節目を突破したことで、チャート専門家の多くは次の重要な水準を4万2500ドルとみている。この水準には大まかに言って200日移動平均線が位置している。これを上回ることができれば、5万ドルに向かう可能性も出てくる。

  仮想通貨にはここ数週間、売り圧力がかかっていたが、ベテランヘッジファンドマネジャーのポール・チューダー・ジョーンズ氏があらためてビットコインを支持する姿勢を打ち出し、相場に追い風が吹いた。同氏はCNBCとのインタビューで、「ポートフォリオを多様化させる手段として、ビットコインを好んでいる」と述べ、「ビットコインをどうするのかとよく聞かれるが、確実に言えるのは自分としては金に5%、ビットコインに5%、現金を5%、コモディティーを5%持っていたいということだ」と続けた。

原題:Bitcoin Reaches Highest Level Since May as Chartists Eye $50,000(抜粋)