[ニューヨーク 18日 ロイター] – 国連総会本会議は18日、国軍によるクーデターで混乱が続くミャンマーに対する武器の流入を阻止する決議案を採択した。同時に、国軍に対し選挙結果を尊重するよう呼び掛け、アウン・サン・スー・チー氏らの即時解放を要求した。
決議は119カ国が支持。中国とロシアを含む36カ国が棄権し、ベラルーシが唯一反対票を投じた。国連総会決議に法的拘束力はないが、政治的な重みはある。
ミャンマー担当国連事務総長特使のクリスティン・バーグナー氏は、2月1日のクーデターを受けミャンマーで「大規模な内戦が勃発するリスクが現実化している」と警告。国軍による権力掌握を覆す機会は狭まりつつあると述べた。