東京都の小池知事は、静養の継続が必要だと医師が判断したため、今後数日間、さらに公務を離れます。東京オリンピックの開幕まで1か月を切り、都内の感染確認が再び拡大の兆しもみせるなか、都はトップ不在のまま大会の最終準備を進める異例の事態となります。

小池知事は過度の疲労により静養が必要となったため、先週22日に都内の病院に入院しました。

週明けからの動向が注目されていましたが、都は27日夜、疲労がとれず静養の継続が必要だと医師が判断したため、28日以降も公務に復帰しないことを明らかにしました。

今後、数日間は静養を続けるということで、都知事の代理は引き続き多羅尾副知事が務めます。

都内では新型コロナウイルスの感染確認が増加し、再び拡大の兆しをみせるなか、東京オリンピックの開幕まですでに1か月を切っています。

また、投票日を来月4日に控える都議会議員選挙で「都民ファーストの会」の特別顧問を務める小池知事が選挙戦にどう関わるのか、さらに不透明になっています。

都議会議員選挙のさなか、オリンピックの開催都市でもある東京都は、トップ不在のまま新型コロナへの対応に加え、大会に向けた最終準備を進める異例の事態となります。