[ワシントン 6日 ロイター] – バイデン米大統領は6日、新型コロナウイルス変異株「デルタ」が米国に不必要な打撃をもたらしており、国内の感染者数は減少する前に増加するだろうと述べた。
ホワイトハウスで「感染者数は減少する前に増加する」と指摘。ワクチンを接種すれば、デルタ株による感染拡大への対応は全く異なるものになるとし、足元の感染者数増加は「ワクチン未接種者のパンデミック(世界的大流行)」とした上で、米国民にマスク着用とワクチン接種を求めた。
ホワイトハウスのサキ報道官は「デルタ株の感染拡大による経済への直接的な影響は今のところ見られていないが、供給網に影響が出ると予想している」と述べた。
ロイターの集計によると、米国の新規感染者数は4日に10万人を超え、6カ月ぶりの高水準となった。