[グラスゴー 1日 ロイター] – ブラジルのレイテ環境相は1日、地球温暖化対策を話し合う第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)開幕に当たり、2030年までに温室効果ガスの排出量を05年比で50%削減するとし、気候変動に関するコミットメントを従来の43%削減から引き上げた。
また30年までに違法な森林伐採をなくすという既存の公約を2年前倒しし28年までに実現するとした。22─24年にかけて毎年15%、25─26年で40%、27年で50%の森林伐採削減を目指すという。
このほか、50年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることをCOP26開催期間中に正式表明するとした。
ブラジルのボルソナロ大統領は今年4月、バイデン米大統領が開いた気候変動サミットで、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすると表明し、従来目標を10年前倒ししていた。