【グラスゴー(英北部)=照沼亮介】英国政府は10日、グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の中で、24か国がガソリン車など内燃機関を使った自動車の新車販売を、主要市場で35年、全世界で40年までに停止することに合意したと発表した。走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しない電気自動車など「ゼロエミッション(排出ゼロ)車」への移行を目指す。

 英国のほかスウェーデン、カナダ、チリなどが参加。米ゼネラル・モーターズや独メルセデス・ベンツなど自動車大手6社も賛同した。

 日本や中国、ドイツといった国は参加していない。米国は国としては参加していないが、カリフォルニア州などが賛同した。