[ワシントン 15日 ロイター] – トランプ前米大統領の側近を務めたバノン元首席戦略官が15日、1月の議会襲撃事件を巡る議会調査を拒否し、連邦大陪審に議会侮辱罪で起訴されたことを受けて連邦裁判所に初めて出廷した。

短い審理が行われ、判事はバノン氏の保釈を決定した。同氏はこの日、証言を行わず、18日に罪状認否を行う。

バノン氏はその後、記者団に対し、今回の起訴は政治的な動機によるものだと主張し、バイデン大統領を非難。「私は決して引き下がらない」と述べ、バイデン氏やガーランド司法長官、ペロシ下院議長らに反撃する構えを示した。

出廷前に連邦捜査局(FBI)に出頭したバノン氏は、記者団に対し「バイデン政権を打倒する」とも語った。

司法省によると、議会侮辱罪には最長1年の懲役と最高1000ドルの罰金が科される。