【ワシントン、モスクワ時事】サキ米大統領報道官は4日、バイデン大統領とロシアのプーチン大統領が7日にオンライン形式で会談すると発表した。バイデン氏はロシア軍部隊の対ウクライナ国境での活動への懸念や、ウクライナの主権と領土保全への支持を表明する方針。ウクライナ情勢をめぐる緊張緩和が実現するかが焦点だ。
ロシアがウクライナ侵攻計画 来年早々にも17万人規模―米報道
ホワイトハウスによると、核軍備管理を含む戦略的安定性やサイバー、地域情勢も議題になる。ロシアのペスコフ大統領報道官はこれに先立ち、自国メディアに首脳会談の開催を明らかにしていた。
ウクライナ情勢をめぐっては、ロシア軍部隊の国境付近への集結情報を受け、武力衝突への懸念が高まっている。バイデン政権はロシアがウクライナに侵攻すれば「深刻な結果となる」(ブリンケン国務長官)と警告し、部隊撤収を求めている。