[17日 ロイター] – 新型コロナウイルスのオミクロン変異株による再感染リスクがデルタ株に比べ5倍以上高いことが、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究から分かった。
さらに、オミクロン株感染による入院リスクや症状について、入院に関するデータは限定的としつつも、「デルタ株と重度が異なる兆候は確認されなかった」と指摘した。
研究報告書は、ワクチン接種状況や年齢などの要因を考慮した上で、「デルタ株と比較し、オミクロン株による再感染リスクは5.4倍高い」とし、「オミクロン株の再感染に対する防御が最低19%程度にとどまる可能性を示唆している」とした。
研究は11月29日─12月11日にかけ、英国のPCR検査で陽性が判明したコロナ感染者のデータに基づく。