[ワシントン 20日 ロイター] – 米民主党穏健派のジョー・マンチン上院議員は20日、気候変動・社会保障関連歳出法案「ビルド・バック・ベター(よりよき再建)」について、ホワイトハウスのスタッフが「容認しがたい」ことを行ったため不支持を表明するに至ったと述べた。

マンチン議員は19日、「フォックス・ニュース・サンデー」のインタビューで、同大型歳出法案を「支持することはできない」と表明。マンチン氏は法案可決の鍵を握っているため、バイデン大統領の看板政策にとって痛手になる。

マンチン氏はこの日、ウエスト・バージニア・メトロニュース・ラジオのインタビューで、ホワイトハウスとの協議が頓挫した「本当の理由」は明らかにしないとしながらも、理由は何だったのかとの質問に対し「つまりは(ホワイトハウスの)スタッフだった。大統領ではなく、スタッフだ。全く容認しがたいことを行った」と語った。

こうした中、米上院民主党トップのシューマー院内総務はこの日、マンチン議員の不支持にもかかわらず、同法案を来年初めに採決にかける意向を示した。