[ワシントン 19日 ロイター] – 米ホワイトハウスが、ロシアによるウクライナ侵攻が起きた場合、新たな対ロシア輸出規制に備えるよう米半導体業界に伝えたと、関係筋が明らかにした。規制にはロシアの世界電子機器供給へのアクセス阻止が含まれる可能性があるという。

関係筋によると、米国家安全保障会議(NSC)高官らは14日に半導体産業協会の幹部と行った電話会合で、ウクライナ情勢について「異例の状況で、第2次世界大戦以来の最悪の侵攻になる恐れがあるという認識を伝えた」とし、「政権があらゆる選択肢を積極的に検討していることを示唆した」という。

ホワイトハウスの報道官は、NSCと半導体産業協会幹部との電話会合について確認しなかったものの、「ロシアがウクライナにさらに侵攻するようであれば、米国は同盟国やパートナー国と連携し、ロシア経済に深刻な打撃をもたらす多岐にわたる選択肢を検討していることを明確にしている」と述べた。