[ワシントン 25日 ロイター] – コンファレンス・ボード(CB)が25日に発表した1月の米消費者信頼感指数は113.8と12月改訂値の115.2からやや低下した。住宅や自動車など高額商品の購入を計画する消費者が増えたものの、当面の事業環境や労働市場の状況については楽観視しない傾向が強まった。市場予想は111.8だった。

12月の指数は115.8から下方改訂された。

CBの経済指標担当シニアディレクター、リン・フランコ氏は「現況指数が改善し、米経済が堅調な足取りで新年を迎えたことを示唆している」と指摘。「ただ、短期的な成長見通しに対する期待は弱まり、2022年第1・四半期に成長が緩やかになる可能性が高い」と述べた。

また、今後6カ月間に住宅、自動車、主要な家電製品を購入する予定の消費者の割合が全て増加したと言及。信頼感指数の低下は新型コロナウイルスの感染拡大が背景とみられる。

現況指数は148.2と前月の144.8(144.1から上方改定)から上昇。一方、期待指数は90.8と前月の95.4(96.9から下方改定)から低下した。