[16日 ロイター] – エストニアの対外情報機関トップ、ミック・マラン氏は16日、ロシアは引き続きウクライナとの国境に部隊を移動させており、ウクライナに対して「限定的な」軍事攻撃を実施する可能性が高いと述べた。

ロシアによる攻撃にはミサイル発射やウクライナ国内の「重要地域」の占拠が含まれると指摘。「人口の多い都市を制圧するためには多くの部隊が必要なため、これらの都市は避けるだろうというのが現時点でのわれわれの見解だ。ただ、ロシア軍がどのような経路をたどるのか、明確には把握できない」とした。

エストニア情報機関によると、ウクライナ東部の親ロシア派が実行支配する2地域から戦闘が激化する可能性が高く、このような2地域での戦闘激化は「ロシアにもっともらしい反証を与え、制裁を回避するだろう」とした。

一方、ウクライナの国境警備隊は16日、ベラルーシとの国境における状況が激化しているため、警備隊を増員したと発表した。