[ベルリン 22日 ロイター] – ドイツのショルツ首相は22日、ロシアからの天然ガス輸送パイプライン、ノルドストリーム2のプロジェクト承認停止を明らかにした。

ロシアによるウクライナ東部地域の独立承認を受けた措置。

ロシアからドイツにウクライナを経由せず直接天然ガスを送るノルドストリーム2は9月に敷設作業を終えたが、ドイツと欧州連合(EU)の承認待ちだった。

ドイツはノルドストリーム2は欧州へのエネルギー供給を多様化する商業プロジェクトとしていたが、欧州がロシアへのエネルギー依存を強めるとしてEU内や米国から反対の声がでていた。

ハベック経済相は記者団に対し、ノルドストリーム2による追加供給がなくてもドイツへのガス供給は確保されるとしたが、短期的には価格は上昇するとの見方を示した。