[ロンドン 25日 ロイター] – ロシア政府は25日、プーチン大統領が国営ガス会社のガスプロムに対し、欧州向け天然ガス輸出の代金をルーブルで受け取るよう命じた上で、4日以内に決済システムを構築するよう要求した。

ペスコフ報道官は記者団に対し、「大統領からガスプロムに対し、ルーブルでの支払いを受け入れるよう指示があった」と表明。ガスプロムに4日間でルーブル決済システムを整備するよう求めるとともに、「この情報はガスプロム製品の購入者にも伝えられる」とした。

こうした中、ロシア通信(RIA)によると、ロシア外務省は25日、各国がガス代金のルーブル支払いを拒否した場合、世界的な破産を招くと警告。また、ロシアが世界貿易機関(WTO)から脱退することは逆効果であると述べた。