【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は25日、ブリュッセルで開いた首脳会議で、ロシアのウクライナ侵攻で拍車が掛かっているエネルギー価格高騰への対策を協議した。天然ガスをより安価で安定的に調達するため、EU加盟国が共同で購入することに合意した。
発電にも使われるガス価格を抑え、電気料金の値上がりを防ぐ狙い。欧州委員会が共同購入を希望する加盟各国を代表して供給側との交渉を担う。ウクライナや西バルカン諸国なども参加できるようにする。
フォンデアライエン欧州委員長は記者会見で、「団体交渉力を行使する」と強調。各国が共同購入することで価格が下がるとの期待感を示した。
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