The Apple Inc. logo at one of the company’s stores in Sydney, Australia.Photographer: Brent Lewin/Bloomberg

米アップルは、将来の金融商品のために独自の決済処理技術とインフラの開発に取り組んでいる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。外部パートナーへの依存を徐々に軽減していく野心的取り組みの一環だという。

  複数年にわたる計画を通じ、金融サービスに関する幅広い業務を自社で手掛ける意向だという。非公開情報であることを理由に関係者が匿名で述べた。これには決済処理、融資のためのリスク評価、信用調査、紛争処理などの付加的な顧客サービス機能などが含まれる。

  この取り組みはアップルの現在のサービス群ではなく、将来のプロダクトに焦点を当てたものだ。それでも、このニュースを受けて同社の現在のパートナーであるコアカードとグリーン・ドットの株価はともに一時10%を超える下落となり、ゴールドマン・サックス・グループも一時1.2%安となった。

原題:Apple Working to Bring More Financial Services In-House (1)(抜粋)