[ブリュッセル 21日 ロイター] – シャーマン米国務副長官は21日、ロシアはウクライナ侵攻の目的を達成しておらず、プーチン大統領は戦略的な失敗を犯しているとの認識を示した。欧米諸国による対ロシア経済制裁がその一因であり、制裁の影響は長期にわたるとした。

ブリュッセルで開催されたシンクタンクのイベントで「ウクライナは生き残るだろう」と述べた。

副長官は自身の発言について具体的な根拠は示さなかったが、対ロシア経済制裁と輸出規制について言及。「文字通り何百もの米企業がロシアから撤退し、もう戻ってはこない。プーチン大統領は、制裁の及ぼす長期的な影響を巡り戦略的失敗に直面している」と述べた。また、中国も西側の結束に注目することを期待するとした。

経済制裁によりロシアは1991年のソビエト連邦崩壊以来最も深刻な経済危機に陥っている。