【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は軍首脳部との会合で、「敵対勢力」の「核の脅威を含むすべての危険な試みと威嚇的行動」を「必要ならば先制的、徹底的に制圧・粉砕する」ために軍事力の強化を継続する考えを強調した。核の脅威に対しては先制攻撃もいとわない姿勢を示した形だ。朝鮮中央通信が30日、報じた。
正恩氏は25日に行われた「朝鮮人民革命軍」創設90年の軍事パレードの演説で、核戦力を強化し、核の先制使用も辞さない姿勢を示している。同通信によると、今回の会合では、軍事パレードを指揮した軍首脳部を党庁舎に呼び激励した。同通信は会合の行われた日付を報じていない。