[ニューヨーク 17日 ロイター] – 17日の取引で、原油先物が約2%下落。一時7週間ぶりの高値を付ける場面もあったものの、米国が対ベネズエラ制裁を一部解除する可能性があるというニュースが材料視され、下げに転じた。
米国は経済制裁の一環として、ベネズエラ産原油の輸入を禁止している。ロイターは関係筋の情報として、バイデン米政権が早ければ17日にも、石油大手シェブロンによるベネズエラ政府との協議を認可する見通しと報じた。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が、インフレが明らかに低下している証拠を確認するまでFRBは金融政策引き締めを続けると表明したことも、原油相場の下げに拍車をかけた。
清算値は、北海ブレント先物が2.31ドル(2%)安の1バレル=111.93ドル、米WTI先物が1.80ドル(1.6%)安の112.40ドル。