[ニューヨーク 20日 ロイター] – ニューヨーク外為市場で は、ドルが対ユーロで上昇。米連邦準備理事会(FRB)による積極的 な引き締めの動きが経済成長の足かせになるという懸念が台頭し、リス ク選好度が低下した。
ドルは対ユーロで0.3%高となった。しかし、週初からの大幅な 下げを補うには至らなかった。週間では対ユーロで約1.3%下落し、 2月初旬以来の大幅な下げを記録した。
キャピタル・エコノミクスのジョナス・ゴルターマン氏はノートで 「最近の上昇を受け、ドルは一服商状となることが見込まれていた」と 述べた。
マネックスUSAのトレーディングディレクター、フアン・ペレス 氏は「世界経済が上期の低迷から回復し、見通しが改善すれば、ドルは 一段高となり、他の通貨にも上昇余地が存在する」と述べた。
他の安全通貨も買われた。週間では、スイスフランは対ドル で約3%、円も対ドルで約1%それぞれ上昇する見通し。
ポンド/ドルは0.1%高。週間では2020年12月以来の大幅 な伸びを記録する見通し。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4.23%安の 2万9009.94ドル。
ドル/円 NY終値 127.85/127.88
始値 128.01
高値 128.24
安値 127.60
ユーロ/ドル
NY終値 1.0560/1.0564
始値 1.0587
高値 1.0589
安値 1.0534