[香港 4日 ロイター] – 経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団は同社に対する会社清算の申し立てに反対するため、海外債権者に支援を求めている。関係者が明らかにした。

会社清算の申し立てについては、香港の裁判所で8月31日に最初の審理が開かれるが、恒大は債権者の支持を得ていることを証拠の一部として裁判所に提出する意向という。

恒大を巡っては先週、同社の子会社に出資するトップ・シャイン・グローバルが、子会社株の買い戻し契約の不履行を理由に恒大の清算を香港の裁判所に申し立てている。

申し立てが認められれば、同社の債務再編に影響が出る可能性がある。関係者によると、恒大は法廷外の和解を検討していない。

恒大の再編計画は具体化しつつあり、再編の具体的な条件について年内に海外債権者と合意することを目指しているという。