読売新聞オンライン

 【ワシントン=田島大志】米紙ニューヨーク・タイムズなどが11日に発表した世論調査結果によると、与党・民主党支持者のうちバイデン大統領以外を2024年の次期大統領選候補に選ぶべきだとの回答が64%に上った。バイデン氏の支持率は全体で33%にとどまり、世論の「バイデン離れ」を印象付けた。

 5~7日に実施された調査では、民主党支持者のうち、次期大統領選候補にバイデン氏を指名すべきと答えたのは26%にとどまった。うち30歳未満の若年層では、94%がバイデン氏以外を選出すべきだとした。

 出馬を望まない理由としては、79歳と大統領として史上最高齢の「年齢」を挙げた人が33%で最も多く、「仕事ぶり」が32%で続いた。

 一方、米ハーバード大メリカ政治研究センターなどが1日に発表した別の世論調査結果では、共和党支持者のうちトランプ前大統領を大統領選候補にすべきだとした人が56%に上った。

 ただ、回答全体ではトランプ氏が「出馬すべきでない」との回答は61%に達した。バイデン氏の不出馬を求める回答も71%に上り、両氏とも、国民から再任の期待が高まっていないことをうかがわせた。