[20日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は20日、ウクライナとの3月の和平交渉で「実質的」に合意がまとまっていたが、ウクライナ側に合意内容を守る意思が見受けられなかったと主張した。

「最終的な結果は無論、合意を結んだ当事者に履行する意思があるか次第だ。ウクライナ政府にそのような意思は見受けられない」と述べた。イラン訪問を終え、記者団からウクライナのゼレンスキー大統領と会談する可能性について問われて発言した。

プーチン氏はまた、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)がロシアとウクライナの仲介を申し出ていると明らかにした。発言はテレビ中継された。

プーチン氏の発言について、ウクライナ政府はまだコメントしていない。

和平交渉は3月に行われ、ロシアとウクライナの双方が提案を行ったが、前進しなかった。ゼレンスキー氏は当時、協議の具体的な成果のみが信頼できると述べていた。