[東京 19日 ロイター] – 東芝は19日、経営再建策の提案について、2次入札に進む複数のパートナー候補を選定したと発表した。選定されたパートナー候補の提案には、非公開化に関する提案と上場維持前提の戦略的資本業務提携に関する提案が含まれている。
同社によると、受領した提案について、提案価格に加えて、中長期的な企業価値向上への貢献や資金調達方法、国内外の競争法や安全保障関連法に関する承認の蓋然性を含めて実現性を検討したという。
今後、2次入札に進んだパートナー候補は東芝の経営状況や財務状況などの調査(デューデリジェンス)を行う。
東芝は、6月2日に初期的な提案を10件受け取り、うち8件が非公開化に関するものだったと発表した。残り2件は上場維持を前提とした資本業務提携に関する提案だった。