[21日 ロイター] – ハンガリーのシーヤールトー外相は21日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談し、ロシア産天然ガスの追加購入を打診した。ラブロフ外相はこの要望を検討すると応じた。

ハンガリーは欧州連合(EU)加盟国だが、ウクライナ侵攻以降もロシアと「現実的な関係」を維持しており、EU内でも摩擦が起きている。約85%をロシア産ガスに依存するハンガリーは、EUのロシア産ガス禁輸措置に反対している。

シーヤールトー氏は記者会見で、ハンガリーは安定供給を確保するため、既存のロシア国営ガスプロム との15年の長期供給契約に加えて、さらに7億立方メートルのガスが必要だと表明。追加購入についてロシアと協議中であることを明らかにした。

ラブロフ氏も記者会見で、ハンガリーからのガス追加購入の要請を検討すると述べた。