[ブリュッセル 21日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会が提案した来年3月までガスの使用量を15%削減する目標の設置に対し、加盟27カ国のうち少なくとも12カ国がこの提案に懸念を示したことが分かった。20日の会合に参加した5人のEU当局者がロイターに語った。

欧州委は20日にこの案を提案した。これは自主目標だが、欧州委は、域内で深刻なガス不足が生じる可能性がかなり高いと判断した場合、この目標を義務化することもできる。

この提案には加盟国の過半数の賛成が必要なため、実現が危ぶまれている。

ギリシャやポルトガルの政府関係者からはすでに反対の声が上がっている。