[香港 29日 ロイター] – 巨額の債務を抱える中国の不動産開発大手、中国恒大集団は29日、支払いが履行できていない外貨建て債務について、傘下2社の株式交換を含む再編案を提示する暫定方針を示した。
香港市場に上場する不動産管理サービス会社の恒大物業集団と電気自動車(EV)の恒大新能源汽車集団の株式を含む資産パッケージになる可能性があるという。
再建計画に詳しい関係者はロイターに対し、中国恒大は来月にはグループの資産査定を終え、具体的な条件について債権者と交渉を開始することを目指していると語った。
その上で11月までにより詳細な再建計画を提示し、主要な債権者の承認を得たい考えという。
中国恒大は先月、当初の予定通り7月末までに再建計画を発表すると表明していた。