[9日 ロイター] – 岸田文雄首相は9日、訪問先の長崎市で行った記者会見で、内閣改造と自民党役員人事を10日に行うと正式に表明し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を厳正に見直すことが新閣僚や党役員の「前提になる」と述べた。

岸田首相は、「国民から信頼される政治、行政を行っていく観点」から、閣僚・副大臣・政務官などに旧統一教会との関係をそれぞれ点検し、厳正に見直しをするよう指示したという。

日本は戦後最大級の難局に直面しており、難局突破にはこれまで以上に政府・与党の結束が重要だと指摘。その上で、新たな体制で喫緊の課題への対応、政策実現に全神経を集中させていきたいと語った。

岸田首相は同日午前、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参加した。

(杉山健太郎 編集:田中志保)