Reade Pickert
非金融企業の粗付加価値に占める税引き後利益の比率、15.5%に改善
企業がコスト上昇分を消費者に問題なく価格転嫁できていること示す
米企業の利益マージンを示す指標が1950年以来の最大に達した。企業が顧客に請求する価格が、生産や労働のコストを上回るペースで上昇していることを示唆している。
利益マージン総額の指標である非金融企業の粗付加価値(GVA)に占める税引き後利益の比率は、4-6月(第2四半期))に15.5%に改善した。これは1950年以来の高水準。1-3月(第1四半期)は14%だった。米商務省が25日公表した統計で明らかになった。
今回のデータは、企業が全般的に原材料や労働力のコスト上昇分を消費者に問題なく価格転嫁できていることを示している。
調整後ベースの税引き前企業利益は4-6月に前四半期比6.1%増加と、1年ぶりの高い伸びとなった。1-3月は2.2%減少していた。前年同期比では8.1%増。
原題:US Corporate Profits Soar, Taking Margins to Widest Since 1950(抜粋)