中国・北京市に近い河北省の省都、石家荘市が、新型コロナウイルス感染拡大を受けて部分的なロックダウン(都市封鎖)に入った。全国レベルでは感染件数がこのところ減少傾向にあるが、首都近くでは都市封鎖が広がっている。
石家荘市当局は市内の主要4区の住民に対し大規模検査を行うことを明らかにし、現地時間28日午後2時から3日間、自宅にとどまるよう求めた。同市では27日に25件の感染例が報告されていた。
また、中国中央テレビ局(CCTV)によれば、同じく北京に近い北部の港湾都市、天津市は市全域で大規模なコロナ検査を29日に実施する。同市では28日、午後4時までの時点で16件の感染報告があった。