Brian K. Sullivan、Mark Chediak

  • 5日中の計画停電あり得ると送電管理機関のCEO語る
  • 気温が43.3度超え、企業や家庭のエアコン使用増加
Electrical transmission towers at a Pacific Gas and Electric (PG&E) electrical substation during a heatwave in Vacaville, California, US, on Sunday, Sept. 4, 2022.  Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

記録的猛暑が続く米カリフォルニア州は5日、送電網の緊急事態を宣言した。

  気温がセ氏43.3度を超える中、家庭や企業のエアコン使用が増加しており、電力需要は2017年以来最大になる見込みで停電の可能性が高まった。

  同州の送電系統を管理する独立系統運用機関(CAISO)のエリオット・メインザー最高経営責任者(CEO)はこの日の記者会見で、「きょう中の計画停電はあり得る」とし、停電回避のためには消費者は節電を2、3倍増やす必要があるだろうと述べた。

  この日の節電でも電力需要に追いつかない場合はレベル2の電力網緊急事態を宣言すると同氏は説明。計画停電は最後の手段になるだろうと語った。

原題:California Declares Grid Emergency As Odds of Blackouts Rise (1)(抜粋)