[ワシントン 7日 ロイター] – イエレン米財務長官は8日、バイデン政権の経済対策についてデトロイトで演説し、繁栄している沿岸部だけでなく、全米に幅広く投資すると訴える。

演説原稿の抜粋で明らかになった。経済対策では「成長と公平性を推進する」とし、幅広い「業種、人々、地域」の生産性向上に向けたさまざまな投資を重視する意向を表明する。

新たな成長産業から「忘れられ、見落とされていた」地域社会への投資には高いリターンが期待できる可能性があると主張。「経済的な機会は沿岸部の大都市に不均衡に集中している。バイデン政権の経済対策による投資はすでにこのパターンを変え始めている」と述べる。

デトロイトでは半導体不足を受けて自動車生産が低迷。演説では11月の中間選挙を控えてバイデン政権の成果を訴える。