[ワシントン 22日 ロイター] – イエレン米財務長官は22日、西側諸国によるロシア産石油価格の上限設定措置はすでに効果を上げていると述べた。また、ロシアは中国やインドに「大幅な値引き」を提供する一方で、他の販売先を模索していると指摘した。

アトランティック誌主催の会議で、12月には欧州が日量300万バレルの石油の購入を停止するため、ロシアは新たな販売先を見つけなければならないと言及。欧州はロシア産エネルギーから切り離され、エネルギー供給が逼迫する厳しい冬を迎えており、この影響は米国にも波及する可能性があるが、米国の成長に対する潜在的な影響については「過大視しない」とした。