[東京 7日 ロイター] – 鈴木俊一財務相は7日の閣議後会見で、外貨準備高が大幅に減少した理由として、債券金利の上昇やユーロの対ドル減価、為替介入などを挙げた。介入の詳細は明らかにしなかった。
財務省が同日発表した9月末の外貨準備高は1兆2380億5600万ドルと、前月末から540億1600万ドル減少した。前月比での減少幅は過去最大で、外貨準備高は2015年12月以来の低水準となった。
米ワシントンで12─13日に開かれる20カ国(G20)財務相・中銀総裁会合には、出席する方向で調整しているという。ウクライナ侵略に伴うインフレや世界経済への影響などについて議論する意向を示した。
スリランカが求める債権国者会議の議長を日本が務める可能性については、国際通貨基金(IMF)との合意に基づき改革を進めるなど前提条件が整えば、と説明した。
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