[モスクワ 6日 ロイター] – ロシアのペスコフ大統領報道官は6日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が日量200万バレルの減産で合意したのは、原油市場の安定化が狙いと説明した。

米国は供給維持を要請していたが、OPECプラスは5日の会合で減産に合意した。

ペスコフ氏は、米国がOPECプラスの決定を批判していることについて「OPECプラスは、世界のエネルギー市場の安定化を監督する責任ある組織として、自らの能力を再三証明してきた」とし、「そのため、今回なされた決定はもちろん原油市場の安定化が狙いだ」と説明した。

ペスコフ氏はさらに、ロシア産原油に上限価格を設定しようとする試みは裏目となり、産油国と消費国の双方にダメージとなると強調した。